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認定看護師

当院の認定看護師の紹介です。

Certified nurse

このページの目次

認定看護師とは

認定看護師は、高度化し、専門分化が進む医療の現場において、水準の高い看護を実践できると認められた看護師です。日本看護協会が認定しており、現在21の分野があります。
秋田厚生医療センターには2021年4月現在、7分野11名の認定看護師がおります。

感染管理認定看護師 (佐藤 真理子 / 水野 住恵)

アピールポイント

感染管理認定看護師は、感染から患者さまを守り、職員を守ることを目標に日々取り組んでいます。

活動内容

感染対策チーム(ICT:Infection Control Team)と共に、院内で発生している感染のモニタリングや感染を起こさないためのプロセス(医療行為・看護)を確認し、現在有効とされている科学的根拠を基に組織的な状況改善を図る役割を担っており、職員に対する感染管理教育も担当します。

手指衛生の重要性を啓蒙しています。病院で起こる感染で最も多い感染経路が手でものを触り、その手から他に移すという接触感染です。そのため、患者さんだけでなく、医療者も手指衛生がもっとも有効な感染対策であることを繰り返し伝えています。

がん化学療法看護認定看護師 (船木 弥生 / 奈良 祐子)

アピールポイント

 薬物療法の進歩はめざましく、新規薬剤や副作用に対する薬剤が開発され、外来治療が安全に行えるようになりました。当院の外来化学療法件数も増加傾向にあります。薬物療法は患者さんの生命を救い、その後の人生や生活を充実して過ごすためのがん治療の重要な治療の1つです。また、治癒切除不能・再発による治療は、患者さんとそのご家族にとっては大変つらく、厳しいことです。私達がん化学療法看護認定看護師は、専門的知識を活かし、患者さんとそのご家族の思いや希望に寄り添い、治療を続けていくための支援を行っています。確実・安全・安楽な薬物療法の投与だけでなく、副作用の経過をともにたどり、日常生活に取り入れられる対策を一緒に考え、治療への思いを共有しながら患者さんご自身が納得していけるよう支援しています。
 入院で行う薬物療法では、常に医療者がおり安心な面があります。その期間を利用し、自らの病気を理解し、治療計画、起こりうる副作用の理解・副作用対策、退院後の生活の注意点など時間をかけ、ゆっくり繰り返し説明できる機会となるように関わっています。入院治療後、外来化学療法へ移行する場合は、安心して治療が継続できるように外来と連携し対応しています。

活動内容

  • 治療前から治療期間中を通して、毎回体調や心配なことを確認し、少しでも安心して薬物療法を受けることができるようにしています。
  • 医師からの説明時に同席し、薬物療法に対する不安や疑問の軽減に努めています。
  • 副作用を確認し、予防方法や対処方法について指導を行います。
  • 仕事・家庭・金銭的な不安について情報を共有し、他部門への紹介を行います。
  • 院内スタッフへ研修会の実施
  • 薬物療法に関わる院内スタッフの相談窓口
  • 毎月第3金曜日 看護相談外来で対応しています。

化学療法室についてもご紹介しています。そちらもご覧ください。

緩和ケア認定看護師 (小笠原 瞳 / 伊藤 直子)

アピールポイント

 がんだけでなく、病気になりさまざまな治療を受けながら生活されている患者さんやご家族は、痛みなどのつらい症状や、気持ちのつらさ、不安、仕事や経済的な心配ごと、周囲との関係性などで困っていることがあります。緩和ケア認定看護師は病気とうまく付き合いながら「その人らしく」生活できることを目標に、一緒に考え、サポートできるよう取り組んでいます。

活動内容

  • 患者さんやご家族が大切にされていること、心配なこと、気がかりなこと、希望などを伺い、その人らしく過ごせるためにどうすれば良いかを一緒に考えます
  • 外来・入院に関わらず、患者さん、ご家族の治療や療養場所の選択など意思決定を支援します
  • 緩和ケアチームとして医師、薬剤師、栄養士、ソーシャルワーカー、作業療法士など多職種と協働しながら、からだや気持ちのつらさ、日常生活で困っていることに対応します
  • 放射線治療を受けている患者さん、ご家族の症状、日常生活、つらい気持ちなどへの支援をしています
  • ケアする側のつらさもサポートします
  • 毎月第2金曜日 看護相談外来で対応しています

緩和ケアチーム緩和ケア外来についても紹介しております。

皮膚排泄ケア認定看護師 (小玉 丈)

アピールポイント

 皮膚・排泄ケア認定看護師は、褥瘡(床ずれ)や尿・便失禁など排泄に伴う不快な症状、人工肛門・人工膀胱(スト―マ)の管理に関連する困りごとを、患者さま・ご家族と一緒に解決し、安心して生活できるよう活動しています。

活動内容

  • スト―マ外来
    毎週 月・水・木:外科外来
    毎週 火・金:看護相談外来
    医師の指導のもと実施しています(予約制)
  • 褥瘡回診
    毎週木曜日
    褥瘡のある入院患者さんのベッドサイドで、皮膚科医師、管理栄養士、薬剤師、医療安全管理者といった多職種と連携して、早期治癒に取り組んでいます
  • 排尿ケアカンファレンス
    毎週火曜日
    入院中になんらかの原因で排尿がうまくいかない場合、泌尿器科医師、セラピストと共に対応しています

慢性呼吸器疾患看護認定看護師 (小林 範大)

アピールポイント

慢性呼吸器疾患看護認定看護師として、より質の高い呼吸器ケアを患者さまに提供できるよう、人工呼吸器サポートチーム(RST)として、活動人工呼吸器(侵襲的用圧換気・非侵襲的用圧換気)や酸素器具を使用している患者さまが安全・安楽に過ごせるよう支援しています。

活動内容

  • 人工呼吸器の設定・早期離脱・人工呼吸器装着中の肺炎予防、在宅酸素療法(HOT)導入、排痰援助、禁煙指導について対応しています
  • 誤嚥性肺炎の予防についてもRSTのメンバーと連携して対応しています

患者相談窓口

毎週木曜日:在宅酸素療法、マスク式人工呼吸器、禁煙、肺炎予防、吸入療法などについて相談窓口で患者さま、ご家族に対応しています

集中ケア認定看護師 (杉本 歩)

アピールポイント

集中ケア認定看護師として、集中治療を必要とする患者さんとご家族へ、安全・安楽なケアを提供しています。

個人に合わせた目標設定を行い、早期に日常生活に戻れるよう支援しています。

フィジカルアセスメントや根拠に基づいた看護ケアの実践ができるようスタッフ指導もしています。

活動内容

病棟で、急性期や周術期など、侵襲が大きく集中治療を必要とする患者さんとご家族への早期回復に向け、医師をはじめとする多職種で連携しながら、支援をしています。

慢性心不全看護認定看護師 (進藤 一志)

アピールポイント

慢性心不全看護認定看護師は、心不全を抱えながら生きていく患者さまとその家族が、安心して養生できるよう生活を整えていくことが大きな役割です。そのため、患者さまとご家族が抱えている障害や問題を解決できるよう支援しています。

活動内容

  • 慢性心不全の急性増悪期から、寛解期、また終末期において支援しています
  • 入院中より患者様の生活状況や家族背景などを確認し、一人ひとりの心臓の機能に応じた再発予防ができるように取り組んでいます。
  • 毎月第1金曜日 看護相談外来で対応しています

専門看護師

当院の専門看護師の紹介です。

専門看護師とは

専門看護師とは、特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有することを認められた看護師です。現在13の専門看護分野があります
秋田厚生医療センターには、2021年4月現在 1名の専門看護師がおります。

がん看護専門看護師 (小川 雅子)

アピールポイント

がん医療では、その人らしくどのように生きていくかという問いに、丁寧に対応していくことが求められています。
がん看護専門看護師は、患者さん、ご家族が、治療選択についての悩みや不安、治療の副作用、症状への対応、療養生活などにおいて、さまざまな課題を抱えながらも生活できるようサポートしています。

活動内容

  • 様々な課題を抱える患者さん、ご家族の病気とその背景にある不安や葛藤などの様々な要因を包括的に捉え、その人に必要な看護の実践をします。
  • 患者さん、ご家族によりよい看護を行うため、看護師や医療スタッフに専門知識を活かしたアドバイスを行い、問題の解決を図ります。
  • 治療方針の決定など、倫理的問題が生じやすい場面に関わり、患者さん、ご家族の思いを尊重した治療や療養生活が過ごせるように、医師、看護師、関係する人々に働きかけ調整します。
  • 療養の場面での意思決定や在宅でも円滑に医療や介護が受けられるよう、様々な職種や施設に働きかけて調整し、連携を推進します。

毎月第4金曜日 看護相談外来で対応いたします