血液内科
当院の血液内科の概要です。
Hematology
概要
2008年4月より、標榜科名を内科から血液膠原病内科に変更し(現在、血液内科)、4人体制で、診療を行っています。対象疾患は血液疾患、膠原病、関節リウマチ、膠原病類縁疾患、などが主なものです。
診療内容
1. 血液疾患
造血器腫瘍には、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの血液疾患があり、当院では、3名の日本血液学会の血液専門医・指導医が中心となり、診療に携わり、当院は日本血液学会の研修施設に認定されています。
悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、 血小板減少性紫斑病などの難治性血液疾患患者の診療にあたっています。
病棟内には無菌室が設置されており、個室3室、4人部屋4室があり、最高19名の無菌室での治療が可能であり、急性白血病の寛解導入療法時や、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群の白血球減少時、また、秋田大学第三内科の御協力のもと、造血幹細胞移植も施行可能で、これまで、血縁者同種末梢血幹細胞移植、自家末梢血幹細胞移植を施行しています。
2. 膠原病、リウマチ疾患
治療抵抗性の関節リウマチに対して、生物学的製剤の投与を行っています。現在の投与中の生物学的製剤は、レミケード、エンブレル、アクテムラ、ヒュミラ、オレンシア、シムジア、ケブザラで、100名を超えています。最近はJAK阻害剤投与症例も増加傾向で、約40名です。
生物学的製剤、JAK阻害剤の投与により、関節痛、こわばりの軽減、炎症反応の低下とともにADL(日常生活の活動性)の著明な改善が得られ、関節リウマチは寛解状態に近い患者さんも多くみられています。